昔、富士フィルムのCMで『 Photo is… 』というコピーが流れました。
そのコピーに対して多くのカメラマン達が『自分にとっての写真とはなんぞや?』という問いかけをしたことと思います。
かつての自分は『エンターテインメント』=『楽しむ、楽しませる』という答えだったのですが、しかしこの『エンターテインメント』という答えがどこか軽薄な感じがしていてずっと心の内に秘め続けていました。いつか別の答えが見つかるのでは?…という期待を込めて。
あれから何年たってもそれ以外の答えを見つけることができず、この場で公表することにしました。
『 Photo is Entertainment 』
やはり笑顔でいる被写体を撮ったり、自分が楽しんでシャッターを切っている瞬間を感じたりすると、これが本当に自分にとっての写真なんだなぁと実感するのです。
そして…時は流れ新たな答えに巡り会えました。
写真は『記録する』というその特質上、何の為に?誰の為に?という目的があります。
ならばやはり『 To the future 』と答えるしかないのでしょう。しかし『 GIFT 』ではない何か。
過去と未来は継続的に続いています。昨日が今日へ、今日が明日へと進んでいきます。切り取った瞬間を紡いでカタチにして未来へと伝える。
そして、その使い魔としてのカメラマンは単なる『 Messager 』に過ぎないのでしょう。
『 Shooting is Entertainment, Photo is Message to the future 』
私はカメラマンとして、メッセンジャーとして誰かの何かを未来へ伝え続ける為に、これからも撮影に励み続けます。